
今回も長文だ!しかも感想文だ!!
A Perfect Circleがやったカヴァー曲、
「passive」が使われるというので映画
「コンスタンティン」を見に行ってきました。
「passive」ってのは
nine inch nailsのトレント・レズナーとサポートメンバーだったダニー・ローナーが主だってやっていたプロジェクト「tapeworm」の曲であり、それに参加した前記のapcのボーカル、メイナード・キーナンが「tapeworm」というプロジェクトの崩壊によりお蔵入りとなっていたこの曲をapcの3rdアルバム
「eMOTIVe」にカヴァー曲として入れたのです。しかも崩壊のきっかけがメイナードにあるという話なわけでトレントのファンでもありメイナードのファンでもある中嶋くんとしては複雑な心境なわけですが、ともかくかっこいい曲です。つーかapcでやるよりトレントとダニーが作っていたであろう元曲の方が絶対中嶋くん好みっぽいけどね。たぶんapcのver.はちょっとやさしくなってるというか、なめらかになってるんだと想像してしまうわけで、
nine inch nailsのようなあのザラザラとした音でやったほうが歌詞にあってると思う。お蔵入り前に勝手にapcがライブで披露した(このせいで仲違いして崩壊したといわれる)ときの音源と演奏も違うし歌詞も微妙に違ってて、ライブの方が幾分かトレントの作った音の面影があるようで激しくてかっこいいと感じるのですよ。
単純にトレントの歌よりはメイナードの方が断然うまくて感情表現豊かに歌いきってるってのは想像に難くないけどもバックはトレントの音で聞きたかったってのが中嶋くんの思いですね。
劇中で使われてのだけど歌詞が異常なまでに映画とシンクロしてたのがビックリ、そのために歌詞変えたのかも。(順序とかちょこっとだけだけど)
前置きが長くなったけども
「コンスタンティン」。そこそこおもしろかったですよ。
話は悪魔と天使の戦いに人間界が実は巻き込まれていて、直接は人間界に入って来れない彼らが人間に乗り移るという形でそこかしこに入ってきている世界。その天使と悪魔をみることのできるコンスタンティンが天国に行くために神様に取り入ろうと悪魔祓いをしている、そのためかはわからないけどもその天使と悪魔の均衡が破れてきて悪魔が強引に人間界に入っていこうとしているのを阻止しようってのが簡単なストーリーです。
映像的に地獄がわかりやすく描かれててとてもいい感じ、廃墟に風が吹きあれ陽炎が上る茹だるような暑さ、そして頭のない怪物が闊歩しているっていう、なんつーかステレオタイプ的な話じゃないけど中嶋くんがなんとなく簡単に思い浮かべる地獄と重なりました。たぶん地獄ってこんな感じかな?みたいに思い浮かべたらだいたいの人が一致するんじゃないかな。
そういうわかりやすい表現が至る所に出てきていいですね、ある意味そういう視覚的なものでは裏切らなさすぎてつまらないかもなのだけど。
不満としてはキャラの説明不足。
主人公のコンスタンティンは
マトリックスの1のラストの開眼した後のネモ、でも余命1年みたいな感じでなんだかんだいって最強です。最強だったのは過去の話だみたいなセリフがあった気がしたけど、なんのかんので本気だしたら圧勝。どうして強いのかとか強くなる過程が全部省かれているので敵に襲われてもやばいのかどうなのかがまずわからんちんでした。
仲間も悪魔関連の事件を探り当てる能力を持っていると思われる神父といろんなアイテムにくわしい情報屋と思われるという便利な仲間がいたりして(しかもすりこぎのように使い捨て感覚で殺される)ご都合主義で、どうしてこいつらが命を犠牲にしてまで手伝ってるのかがよくわからない。間柄がわかるような場面はないから仲間なんだろうなあ?って感じで死んだ時にコンスタンティンが悲しそうでも感情移入できない。説明に「と思われる」ってつけなければならないほど説明がない。
あと、天使と悪魔の中立の立場として存在している男もいきなり出てきてなんでも知ってるぜって顔されてもなんか「??」となりました。どうしてそこまでの能力があり天使と悪魔からも一目も二目もおかれているのか、過去に最強だとかいわれてたコンスタンティンに圧勝、力が衰えたから?でもそれをいうなら衰えてるのはお前だろうっていう、コンスタンティンよりあきらかに年上じゃん。こいつの謎は続編で語るつもり?
まあなんのかんので結構ご都合主義のみでぐいぐい進むんだけど、見て損はないでしょう、たぶん。ストーリーに関してはこういう物だと思ってみるべきですね、穴だらけだし。どうしてこいつがこうしてるならもっと早くやんなかったんだとか、お前が直接行く必要ねえとこいってお前が行かなけりゃならないとこいってねえよ、馬鹿か?とか思うことだらけだったり。そもそもあいつが最初からああしとけばコンスタンティンの活躍もクソもなく悪魔の世界じゃないか!とかね。
でもそこにこの作品の本質的な良さ?っつーか魅力があるのかと言えばあるわけねーだろって感じで。
良くも悪くもハリウッド的というかワーナー臭いというか後にはあんま残らないけど「へー」って感じでぐいぐい見せてはくれるのでそれだけでも価値はあると思う。微妙なところでツボを押してくれるんだよ。サタンとかガブリエルとかほとんど出てこないけどとっても魅力的だったし(主人公よりもね)、地獄にも聖書があったり、虫の音が悪魔除けになるとかなんですがね。こう、そこはかとなく微かに臭うB級感もGOOD!
ただね、キアヌは「第2のマトリックスだ!」って言ってたけどもそれはないかな。続編決まってるらしいけどなんだかんだで「マトリックス」よりもさらに単純な勧善懲悪のヒーローものだし、ストーリーにそこまで奥行きなさそうだし。ただいじれるところはいっぱいあるから続編に微かに期待をのこしてはいるけど。
つかキアヌはアレだね、
「JM」のころから相変わらずな感じだよなあ。もう一回北野武氏と競演していただいきたいw。あいかわらずヤクザ役の北野武氏が刀でキアヌ扮するアメリカ的ダークヒーロー(ある意味キアヌはサイバーパンク系映画のジャンクロードバンダムですね)に切り掛かったりとか、「コロスゾ!」って昔見たく棒読みで言ってほしいよな。ぜったい笑える、ってこれもう北野武じゃなくてビートたけしとして出演したほうがいいって感じか。
※追記
コメントで指摘されて初めて原作ものだということを知りました(指摘ありがとうございます)。
よってコンスタンティンの中嶋的感想は上記のものと違って来てるのですが女々しく書き直すことはポリシーに反するので笑ってやって下さい。現在は簡単に言うと「よく出来たオムニバスだなあ、続編たのしみ」という感じです。次回作もAPC、もしくはダニーローナーが関わってくれると嬉しいです。